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2019.03.08更新

アンテナの利得ってなに?じつは重要なアンテナを選ぶ基準について!

利得とは?

みなさんは、家庭で使っているアンテナが本当にあっているものなのか気になって、アンテナについて調べたことがありませんか?

そのときにたくさん出てくる「利得」って何だろう……どんなアンテナを使用するべきなんだろう……などの疑問を抱えたこともあるかもしれませんね。

今回はそんなお悩みを解決していけるように、「利得」についての説明や、「利得」の数値によっての性能の違い、また、利得を調べる方法などを紹介していきます。

これを読んで、それぞれのご家庭の地域に合ったアンテナを選んで使用しましょう。

利得とは?

初めに、この記事で大前提となるアンテナについて調べると出てくるキーワードである「利得」について順に説明していきます。

利得について

まず、利得とは設置されているアンテナが受信した電波の強さに対して、出力できる強さがどの程度なのかを数値化して表したものです。基準になるアンテナと供試アンテナの両方が作る電界の強度が同じになるための電力の比のことです。

つまり、電波を受信する際の効率の良し悪しがわかる数値となっています。この利得はdB(デシベル)という単位で表されます。

利得は数値が高いほど性能がよい!

この利得の数値のdBですが、数値が高ければ高いほど性能がよいとされています。つまり、電波をキャッチしやすいということです。利得の数値は、同じ強さの電波なら利得が高いものの方がより電波を取り出す強度が強くなり、また、弱い電波も受信することができます。

しかし、この数値だけを指標にアンテナを設置すればいいというわけではありません。使用目的や場所に合ったものを使用していくことが大切です。こちらについては後ほど説明していきます。

指向性アンテナと無指向性アンテナの違い

アンテナには、指向性アンテナと無指向性アンテナというものがあります。これらは、アンテナがそれぞれ電波を受信する方向性について表しています。この2つのアンテナが発信する電波の到達距離の違いが、利得の差です。

指向性アンテナはアンテナが向いている方向によりレベルが異なるアンテナであり、一方向のみに強い電波を発信します。そのため、ある方向においての利得は高くなりますが、別の方向においては、受信感度が下がってしまい、電波の受信がしにくいというのが特徴です。

主に、テレビを受信するために使用されるアンテナのほとんどは指向性アンテナとなっています。これは先ほど説明したように、一定の方向でのみ電波を受信しているような設計のため、必要な電波のみをキャッチできる指向性アンテナはテレビに使用されているのです。

また、無指向性アンテナは、方向性がないアンテナのため、どの方向においても一定の電波を受信しています。そのため、指向性アンテナほど利得は高くないですが、一定の電波をしているため、設置の際に角度や位置で悩む必要はなくなるというのが特徴です。

無指向性アンテナは先ほどのテレビとは逆で、様々な方向から飛んでくる電波を受信するためのものに主に使用されています。例を挙げると、ラジオなどです。こちらはさまざまな電波を受信するため、必要のない電波まで受信してしまうこともあります。

利得は何が基準で決められているの?

利得は何が基準で決められているの?

利得は、先ほど述べたようにdB(デシベル)という単位で表されています。このデシベルは、基準となるアンテナと供試アンテナの両方を受信したときの電力の比です。このdB 数値は、基準となるアンテナとの出力レベルを比べるための指標として使われています。そして、その基準となるアンテナは2種類あります。

利得の基準となるアンテナは2種類

基準となるアンテナには、ダイポールアンテナとアイソトロピックアンテナの2種類があります。この2種類には大きな違いがあるので順に説明していきます。

1.ダイポールアンテナ(相対利得)

まず、ダイポールアンテナです。こちらのアンテナを基準としたときの利得は、相対利得といわれます。こちらのアンテナは、他のアンテナよりもシンプルなものであるため、電波の強度に目安がつきやすく、正確な利得の計測がしやすいアンテナになっています。

2.アイソトロピックアンテナ(絶対利得)

もう1種類がアイソトロピックアンテナです。こちらのアンテナを基準としたときは、絶対利得といわれます。このアンテナは実際に実在するものではありません。全方向に電波を一定発信することができるものとなっています。

また、ダイポールアンテナよりも電波の放射は弱くなってしまいます。

家に設置してある利得を調べる方法

実際にあらかじめ自宅に設置してあるアンテナの利得が気になるという場合にも調べる方法があります。

まず、1つの方法として、アンテナの説明書やカタログが手元にある場合にはそちらに利得が記載されているため、すぐに調べることができます。

しかし、もしも手元に説明書などがない場合には、アンテナの形状によって判断することになります。アンテナの利得は商品によって違うため、そのアンテナの利得を正確に把握するためには、アンテナの型番が必須になってきます。

利得が高いアンテナは設置が困難!

利得が高いアンテナは設置が困難!

これまでの一連の説明を聞くと、それなら利得が高いアンテナを設置するべきだ!と考えると思いますが、利得の高いアンテナは他のアンテナに比べて設置が困難になってしまいます。

その理由として、利得と指向性は大きく関係があります。

これらは相対関係にあるため、利得が高ければ高くなるほど指向性が高くなるということになります。

つまり、アンテナを設置する角度や位置などが少しでもずれてしまっていると高性能のアンテナの性能を発揮することができなくなってしまうのです。

放送塔や中継塔などの電波が強いエリアにいる場合は利得が大きいアンテナは役に立ちます。しかし、そうでない場合は、受信する電波自体が大きいわけではないので、出力できる強さもそこまで必要というわけではなくなります。そのため、利得の高いアンテナ自体を利用する必要がなくなってきます。

一概に利得の高いアンテナを設置すればよいというわけではなく、自分の住んでいる地域の状況に合わせたアンテナを設置することも大切です。

しかし、アンテナの設置は難しく、また、自分の家に合ったアンテナを見つけるのは、自分だけの力では自信がないかもしれません。

そのような場合には、アンテナの工事のプロである業者に依頼することも1つの手です。悩みを相談しながら設置のアドバイスももらうことができます。

まとめ

ここまでアンテナの利得や、アンテナの設置について紹介してきました。

アンテナの利得を理解することはできても、アンテナの設置には角度や位置など難しいポイントもあります。

また、住んでいる地域によっても適切なアンテナがあり、利得が高いものを選べば良いというわけでもありません。

もし、アンテナの設置において調べてもわからない場合や、自信がない場合は無理に解決しようとするのではなく、一度プロの業者に相談してみることでスムーズに問題が解決することになるかもしれません。自分の家庭に合ったアンテナを見つけて利用しましょう。

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