
BSが映らないときは、まず『B-CASカードが抜けていないかどうか』や『電源コードや接続ケーブルが緩んでいないかどうか』などの、自力でおこなえるチェックをおこないましょう。おこなった結果、それでも事態が改善されない場合は、本格的なアンテナの修理を業者に依頼しましょう。
このコラムでは、「BSが映らない!見たい番組があるのにどうしよう!」と困っている方に向けて、代表的な原因からその対処法までを、中心的にご紹介しています。また、受信している電波に不具合がある場合の改善策や、アンテナの状態確認方法なども解説していますので、ぜひご一読ください。
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目次
BSが映らない原因トップ3
BSが映らないというトラブルに見舞われている多くの人は、使用中のテレビ画面に『E202』や『E203』というエラーコードが表示されている場合が多いです。
E202とは、何かしらの原因で正常な電波がテレビに届いていないときに表示される、エラーコードです。そしてE203とは、チャンネルそのものが放送を休止しているときに表示されるエラーコードになります。
どのようなトラブルにも、何かしらの原因があるものです。もちろん、BSが映らない・上記のエラーコードが表示されるといったトラブルにも、原因があります。
ここでは、BSが映らないトラブルの原因として考えられる、代表的なものをみっつご紹介します。使用中のテレビの状態を確認してみてください。
【1】B-CASカードが抜けている

テレビ本体の側面または裏側に挿入してあるはずの『B-CASカード』が抜けていると、BSはおろか、地上デジタル放送も映りません。BS放送にも対応しているカードは、赤色のカードになるため、テレビ本体を点検してしっかり挿入されているか確かめましょう。
カードが抜けている場合は、奥まで挿し込んでください。もしカード自体がない場合は、購入しなければなりません。B-CASカードは『B-CAS』の公式サイトで購入することが可能なので、サイトに記載されているどおりに手続きを踏んで入手し、テレビに挿入しましょう。
カードは本来、テレビを購入したときに同梱されているものです。しかし、中古のテレビを購入した場合、カードが付属されていないことも十分に考えられます。中古で買う際はカードの有無を確認しましょう。
【2】電源コードやケーブルの緩み
BS番組が映らないときは、電源コードや接続ケーブルが緩んでいる可能性もあります。B-CASカードに問題がない場合は、以下の点検作業をおこなってください。
- テレビ本体の電源コードが、コンセントに緩みなく挿入されているか
- テレビ端子とテレビ本体をつなぐ接続ケーブルが、緩みなく挿入されているか
コンセントに緩みがあると、BS放送どころか、テレビ自体が正常に機能しない場合があるため、確認しましょう。電源コードの確認が終わったら、次は接続ケーブルの状態確認です。
接続ケーブルは、コンセント付近にある丸形挿入口を指す『テレビ端子』と、テレビの裏側にある『アンテナ入力』という箇所に、緩みなく挿入されていなければなりません。テレビ端子側、アンテナ入力側、双方の挿し方に緩みが発生していないかを確認しましょう。
電源コンセントも接続ケーブルも、設置したときに挿入したきり、触れたことがない人も多いことでしょう。しかし、触れた意識がなくても、掃除の際に掃除機やモップがケーブルに当たっていたり、家族やペットが触れていたりすることがあります。ケーブル類は少しの衝撃で緩んでしまうこともあるため、挿入状況の定期的な確認をするとよいです。
※アンテナ入力と上記で紹介した箇所は、メーカーによっては『地デジ入力』『UHF入力』といった表記が使われていることがあります。取り扱い説明書やメーカー公式サイトをしっかりと見て、どこに挿すべきか確認しましょう。
【3】アンテナのトラブル
BSが映らないときは、まずBS対応のアンテナを設置してあるか調べましょう。対応しているアンテナがなければ、そもそもBSが映ることはありません。
BSに対応しているものだとわかった場合は、アンテナにトラブルが起きているおそれがあります。『強風で傾いてしまって電波を受信できていない』『飛来物の激突によって折れてしまっている』などの問題が発生していると、BSは映らないです。アンテナに関する詳細は、下記に詳しく書いてあります。ぜひご一読ください。
BSが映らないといったトラブルから、その他アンテナに関する問題について、何か悩んでいらっしゃるときは、ぜひ弊社にご相談ください。24時間、年中無休でご相談を承っております。快適な生活を早急に取り戻せるよう尽力いたしますので、ご連絡ください。
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【対処法1】アンテナレベルを確かめよう
BSは、衛星から電波を受信して見ることができます。そのため、電波が弱ければBSが映らないのです。テレビ番組に関する電波の強弱は、『アンテナレベル』と呼ばれます。このアンテナレベルを維持することでBSがみられます。
ここでは、リモコンでおこなえるアンテナレベルの確認方法から、アンテナレベルが高すぎるとき・弱すぎるときの対処法についてご紹介します。
アンテナレベルを確かめる方法

BSを問題なく楽しむために必要なアンテナレベルの目安は『35レベル以上』です。アンテナレベルの確認方法は以下の通りになります。
- リモコンのメニューボタンを押す
- 画面に『機器設定』が表示されるまで左右矢印ボタンを押す
- 画面に『本機の詳細設定』が表示されるまで、上下矢印ボタンを押す
- 本機の詳細設定にカーソルが合わさっている状態で、決定ボタンを押す
- 『アンテナレベル表示・受信設定』にカーソルを合わせ、決定ボタンを押す
- 放送選択という部分が『BSデジタル』になるまで、左右矢印ボタンを押す
- 受信チャンネルにカーソルを合わせ、左右矢印ボタンで受信チャンネルを『chBS15』にする
- 決定にカーソルを合わせ、リモコンの決定ボタンを押す
- 切り替わった画面に、BSデジタル放送に関する現在のアンテナレベルが表示される
手順はメーカーによって違う場合があるため、取り扱い説明書を見ながらおこなうとよいでしょう。
アンテナレベルが高すぎる場合
届く電波が強すぎるために、映像にノイズが入ってしまったり、まったく映らなくなってしまったりすることがあります。その場合は『アッテネータ』という装置を使いましょう。
アッテネータを使うことによって、電波を抑えることが可能なのです。ただし、種類が豊富であり、取り付けを間違えてしまっては効果がないため、アンテナに関する知識や経験がない場合は、業者に設置してもらいましょう。
アンテナレベルが低すぎる場合
アンテナレベルが低いということは、届く電波が弱いことを意味します。あまりにレベルが低すぎる、電波が弱すぎる場合は、まったく視聴できなくなります。その場合は、『ブースター』という装置を使いましょう。
ブースターを使うことによって、電波を増幅させることが可能なのです。ただし、こちらもアッテネータと同様に、適切なタイプを選び、正しく設置しなければ意味がありません。取り付ける必要がある場合は、業者におこなってもらうことをおすすめします。
多くのアンテナ修理業者が加盟している弊社では、アッテネータやブースターの販売もおこなっている業者をご紹介できます。アンテナに関するその他のご要望にも、臨機応変に対応させていただきますので、お悩みがあるときはぜひご連絡ください。
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【対処法2】外へ出てアンテナを見てみよう
アンテナレベルを確認しても、とくに問題が見当たらなかったときは、室外に出てアンテナ本体を見てみましょう。降雪や暴風雨といった天候によるトラブル、アンテナの方向がおかしい・アンテナが損傷しているといったアンテナ自体のトラブルなどがあります。
ここでは、BSが映らない原因に、アンテナ本体が関わっているときの対処法についてご紹介します。
アンテナの受信環境をチェック

電波は降雨や降雪によって、弱くなるものです。また、強風によって、電波を受け取れていた方向からアンテナがずれてしまうことも考えられます。
電波の受信を悪くする原因は、上記のような天候に関することばかりではありません。周囲に背の高いビルや街路樹が立っていても、正常に電波を拾えないのです。
降雨や降雪のときにBSが映らないのであれば、晴天に変われば事態が改善される場合があります。しかし、晴れているときでも正常に映らない場合は、アンテナの向く先に何かしらの障害物がある可能性を考えて、アンテナの角度を調整しましょう。
受信環境に上記のようなトラブルがない場合は、アンテナ自体に問題が起きていると考えられます。アンテナ自体のチェック方法は以下で解説します。
アンテナ自体をチェック
アンテナは、暴風による飛来物の激突などによって、損傷を受けてしまうことがあるのです。また、アンテナの耐用年数は約10年とされているため、それ以上使用している場合も、経年劣化がひどいおそれがあります。アンテナを目視したときに、歪んでいたり欠けていたり折れていたりする場合は、業者にアンテナ修理を依頼しましょう。
もしアンテナが屋根の上など、自分で上がることが難しい場所に設置されている場合は、チェック段階から業者に頼ることをオススメします。高所作業には転落などの危険が付きまとうからです。業者のなかには、無料で現地調査をおこなっているところもあります。
以下では修理を依頼したときの費用相場をご紹介いたします。相場を知ることは、高額な請求をする業者を避けることにつながるため、ご参考にしてください。
それでもBSが映らないときは業者に依頼しよう
アンテナ修理を業者に依頼したときの費用相場は、『およそ18,000円~33,000円』です。修理ではなく、アンテナの交換が必要となった場合は10万円近くかかることがあります。現地調査をしてもらい、見積りをとることをおすすめします。
業者選びで困っているという方は、ぜひ弊社にご相談ください。多数のアンテナ修理業者が加盟している弊社であれば、ご要望に合った業者をご紹介することが可能です。ご紹介可能な業者の多くは、現地調査や見積りを無料でおこなっております。
また、相見積りも対応可能です。早朝であれ深夜であれ、年中無休でご相談を承っておりますので、「BSが映らない!」などのトラブルが起きたときは、ぜひお電話ください。お待ちしております。
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